【理系学生 必読本】英語論文は1段落目を読め!『理工系なら必ず知っておきたい 英語論文を読みこなす技術』を紹介

この記事ではこんな方にお勧めです

英語論文の読み方をがわかる本を紹介しています

ゼミや研究などで英語論文を読まなければならない

英語論文の読み方を知りたい

時間がなく5分で手軽に記事を読みたい

本の簡単な紹介

理工系なら必ず知っておきたい 英語論文を読みこなす技術: 頻出単語をイメージで把握! 論文の定型文だからわかりやすい!

理系の私は日本語論文は読むことはあったのですが、英語には苦手意識があって英語論文は無意識に避けていました。しかし多くの論文は英語で書かれており、最新の情報にアクセスするには英語論文を読むことが必要となってきます。私は院試で英語論文の読解力を問われることになり、泣く泣く英語論文の読み方を模索しているときにこの本に出会いました。(笑)

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今回はそんなヘタレ学生の私がこの本を使ってどのように英語論文と向き合っていたのか、書いていこうと思います。

他にも【5分で読める】技術経営(MOT)に関する記事も書いているので、よかったら読んでみてください。
『技術経営(MOT)』イノベーションとは【5分でわかる】
『技術経営(MOT)』イノベーション・マネジメントとは?その意義や価値【5分でわかる】
『技術経営(MOT)』イノベーションのプロセス「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」【5分でわかる】

論文の探し方

論文の探し方に関しては日本語の論文を探すときと同じです。

これを読んでいる方は論文の検索方法など知っている方が多いと思いますので、下記に一覧を載せておきます。

データベース一覧

  • Pubmed
  • SciFinder
  • INSIDE-Wed
  • Web Of Science
  • Google Scholar
  • ReaD
  • CiNii

詳細な検索方法・論文の選び方・基本的な読み方は先ほど紹介した本に、初学者の方にもわかりやすく詳しく書いてあります。

論文の読み方

論文は一般的に大きく8つの要素で構成されています。

  1. タイトル
  2. 著者名
  3. Abstract(簡潔に書かれた研究内容)
  4. Introduction(背景、先行研究、著者が行ったことなど)
  5. Method(実験方法、装置、理論の説明など)
  6. Results(実験結果、考察)
  7. Reference(参考文献)

紹介した本では3~6にそれぞれキーとなる単語や言い回しなどがあり、それを例文などもとに解説しています。

本記事ではその一部を紹介しようと思います。

例:Abstract(アブストラクト)

例えばAbstract(アブストラクト)では、

この部分を読むと背景から結論まで書いてあり、論文の全体像をつかむことができます。

論文にもよりますが、だいたい下記のような要素で構成されています。

また、その要素を見つけるための言い回しがあります。

< 論文のテーマ >

in this paper, …
→本論文では

This paper presents …
→本論文では … を示す。

< 実験概要や方法 >

Sample were collected …
→サンプルは … で採取した。

The method was used to …
→この方法を用いて … した。

The data are calculated using …
→ … を使ってデータを算出た。

The numerical values are obtained by …
→ … によって数値を得た。

< 結果・結論 >

It is revealed that …
→ … が明らかになった。

といった感じで本ではさらに例文も交えながら、それぞれ Introduction・Method・Results・Reference の解説(読み方)が書かれています。

英語論文の構成が理解できれば、自分で英語論文を書く際にも役立ちます。

論文の読む順番

読む順番についても詳しく書いてあります。

例えばタイトルにあるような第1段落を読むといったテクニック、そしてなぜその方法でよいのかなどが詳しく解説されています。

個人的にここがこの本の肝だと思っています。

これさえ理解できれば論文の読むスピードや理解の深さも変わります。

英語論文での頻出文法・語句

この本の内容の7割は頻出単語ついて書かれています。

これらは「読んで覚える」というよりかは英語論文を読んでいるとき、その単語が出てきた際に読んで知識として入れるほうが個人的に良いと考えています。

僕は単語を覚えるなどの暗記が苦手だったので、英語論文を読みながらわからない単語は随時調べていました。

個人的な考えですが、やはりただ単語帳の単語を覚えるというのはどうしても受動的な学習になってしまいます。

一方で、「英語論文を読む!」という目的の元で単語を調べるのは、能動的な学習になるので自然と覚えられると思います。

といっても頻出単語しか載ってないのですぐに網羅してしまうと思います。(笑)

最後に

ここまで本の中身の一部、そして実際に読んで使用してみた感想などを書いてきました。

この記事が少しでもあなたの役に立つことができれば嬉しいと思っています。

この本の内容をもっと知りたいという方は下記のボタンから購入できます。

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紹介した本の詳細

理工系なら必ず知っておきたい 英語論文を読みこなす技術: 頻出単語をイメージで把握! 論文の定型文だからわかりやすい!

これまでのやり方では英語論文は読めるようにならない!?理工系大学生が研究室に配属されて初めに行うことの一つに、先行論文や先輩の論文を読むことがあります。
多くの理工系大学生がTOEICを始めとした英語 能力検定試験の点数をあげるために必死に勉強をしています。 しかし、科学技術系の英語論文を読みこなすために必要な英語能力は、これら英語検定試験で 求められるものとは大きく異なります。
また、高校や大学での授業でもこのような視点から英語を学ぶ機会はほとんどないようです。 そこでこの本では、理工系大学生が英語論文を読むうえで最低限必要なノウハウを誰もが理解できるよう簡潔にまとめました。

・英語論文を読むために必要なエッセンスを凝縮
・本書は理工系大学生や大学院生が英語論文を読むための基礎知識を凝縮。
・英語論文に頻出の英単語の意味とコアイメージをわかりやすいイラストと端的な解説で説明します。
・また似たような意味をもつ単語のニュアンスや使い方の違いなども解説。
・多忙な理工系学生が英語論文を早く正確に読むためのサポートをします。

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