「バナナフィッシュ」を見て

「バナナフィッシュ」(2018)

アッシュ・リンクス:内田雄馬

奥村英二:野島健児

 この作品は大学の友達に面白いと紹介されて見てみることにした。もともとこのアニメの原作となったマンガの評判は母から聞いていたし、このアニメがリアルタイムで放送されていたときは書店の中央に復刻版が平積みにされ、池袋駅では宣伝の大きな垂れ幕がかかっていたことからもその人気ぶりがうかがえた。紹介されてすぐには見ようと思わなかったが、この間体調を崩したときにゴロゴロしながら何か見たいと思って、AmazonPrimeで無料で視聴できるアニメを探していたらたまたまみつけた。最初は面白くなかったら1話だけ見てやめようと思っていたのに、気づけば1日で5話まで見通していた。1週間過ぎたころには全部見終えてしまった。

 主人公は2人いて、1人はアッシュ・リンクス、2人目は奥村英二だ。アッシュ・リンクスは並外れて整った容姿と卓越した戦闘力で17歳にしてニューヨークのストリートギャングを束ねていた。そんなある日アッシュは自分の手下が銃撃した男から住所と「バナナフィッシュ」という言葉を残される。それは廃人同然の兄・グリフィンがしばしば口にする言葉でもあった。アッシュは「バナナフィッシュ」の正体を探ろうとするが、それを阻止しようと様々な追手が現れる。奥村英二は日本からカメラマンの助手としてアッシュたちストリートギャングを取材しに来ていたところを、一緒に襲撃され「バナナフィッシュ」をめぐる騒動に巻き込まれていく。

 この作品の醍醐味はやはりアッシュと英二の友情だ。このマンガ自体は少女マンガに分類されるのだが、この前上野の美術館に行った帰りに本屋に行ったらBLコーナーに並んでいた。あくまでアッシュと英二の関係はプラトニックなものだけれど、恋愛関係と思われるほどの深いつながりがこの作品では1番感動させられた。

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